コクチバス産卵床撤去作業

2018/4/23

①4月21日(土)日常の入間川観察活動でコクチバス(SMB)の産卵床を発見、狭山初。雌雄2個体が産卵前行動を繰り返す。

②4月22日(日)経過観察のため同地点を再訪問。

2日目には、既に片方の個体は移動したが、1尾の個体が産卵床の防御行為をしていた。コクチバスは産卵を終えると雄が独り巣に残り産卵床を守る体制に入るため、産卵を終えたと判断。

③コクチバスの孵化までの期間を調査。

環境省のWebサイトによると、2~3日で孵化する

ことを確認。そのため、急遽4月23日撤去作業を計画する。④灯の川実行委員会に連絡、さやま環境市民ネットワーク川の部会に連絡、埼玉県みどり自然課に連絡、入間漁協に連絡、狭山市みどり公園課に協力要請。

⑤4月23日9時現地集合。橋上からの監視、記録班。現場での作業班に分業し作業開始。網でコクチバス雄の捕獲を試みるが、近づく前に逃走。やむを得ず産卵床そのものの撤去を開始する。

撤去作業工程

a 床表のこぶし大の石を網を使って丁寧にバケツに移す。それぞれの石にまばらに卵が張り付いていることを確認。

b 床底の小さな砂利も網で除去。一体を何度も網ですくった。砂砂利にも固まって卵があるものを網ですくう。箇所によっては砂ごとすくう。

c 捕獲した卵を岸に上げ、乾燥させる、卵をバーナーで丁寧に焼き尽くす。雨天により河川に戻らぬよう、最終的に護岸コンクリ面に摘出した石や砂利を、自然光乾燥させるために十分広げる。

以上によりコクチバスの卵を約1000駆除いたしました。