西口再開発と入間川地区の活性化について (平成19年2月8日)

平成19年第1回定例会 一般質問 7番 伊藤 彰 平成19年2月8日提出

1.狭山市駅西口再開発と入間川地区の活性化について

議長のお許しを頂きましたので、7番未来フォーラム 伊藤彰の一般質問をさせていただきます。

都合により、通告の質問順を変更させていただきます。

最初に

昨年6月定例会に於いて、再開発後のまちづくりにについて質問をさせていただきましたが、検討中の課題につい て再度質問いたします。

こちらの狭山市駅西口再開発地区とその周辺地域の地図をご参照いただきたいと想います。

まず、現駅前道路のありかた及びバス路線についてですが、

懸案の現駅前道路については、大変狭矮であり、歩行の安全性について打開策が求められ、あわせて、バス路線の検討について周辺住民の意向もふまえながら対応をお願いしたところです、昨年のまちづくり事業部長の答弁は

「安全な歩行者空間やバスルートなどの検討を進め、地域の方々を初め、広く市民の理解と協力を得て環境整備に努めてまいりたい」との答弁でした。

その後の地元の協議も含めて進捗状況と、あるいは今後の方針確定への道のりについて明らかにしていただきたいと考えます。

次に、西武鉄道のまちづくりへの協力要請については、狭山市駅西口周辺全体の商圏形成について、ノウハウやソフト面、店舗の配置など、競合ではなく、協調していく環境をいち早く作らなければならず、是非とも市長自らトップ会談で西武鉄道にテーブルについて頂くよう要請願ったのですが。

「西武鉄道との関係については、今後も、継続して具体的な工事内容等を調整していくが、駅舎の橋上化を契機とした駅敷地内の建物の更新等にあっては、再開発事業等、周辺のまちづくりに十分配慮した計画とするよう申し入れをし、さらなる理解と協力を西武鉄道に求める。」

との内容でした。こりについてもその後の進捗をお聞かせいただきたいと思います。

次に、まちづくり機構については、これまでも再三に渡り質問させていただきましたが、昨年6月には

「まちづくり機構であるTMO、もしくはこれに類する団体の設置並びに計画について、新たな組織化を進める中で、まちづくりの主体性や計画の概要、具体的事業等について、早急に明らかにできるよう働きかけて行く。」との答弁でした。昨年の法改正の動向も含め、これからの市としての考え方をお聞かせいただきいと思います。


次の質問ですが、

1.再開発後の周辺地域の回遊性について


私は、狭山市駅西口再開発事業は、単なる再開発事業ではなく、まちの復活をかけた入間川地区にとっては将来に渡る活性化事業の端緒であると申し上げて参りました。

そのような意味に於いてまず、再開発地域から、周辺地域への回遊性、特に歩行者導線については重要であると考えております。

再開発区域内の市民広場については、歩行者導線の要であるため、再開発の実施設計にもに関係するために早急に確認する必要を感じますのでまず一点

市民広場の夜間通行の問題ですが、回遊性という視点、安全安心という視点の両方から検討しますところ、平成23年まち開きまでに、その位置づけや、活用方法、夜間の状況などについても詳細の詰めが必用です。

市としては現在どのような使い方のプランをお考えでしょうか。平日の昼間と夜、土日のイベントや催し物、市民団体の参画、そのための条例制定。

そして夜間のの安全確保など種々の点についての現時点での考え方、構想についてお聞かせいただきたいと考えます。

今回の開発は商業資本による開発行為でないだけに、回遊性と言ってもそのカナメの再開発区域に一市民としての目に見えるような魅力をさらに付加していく必要性を感じます。行政主導であるのなら、特定の商業資本では出来ない、行政主導だからこそ実現できる魅力の創出策があるはずです。

回遊性と言った場合見過ごしがちなことが、やはり回遊性の拠点に魅力がなければ、いくら歩行者の安全を確保してもその広がりは創れません。

そこで、魅力づくりについて、私から提案をさせていただきたいと思います。

もちろん私も16万市民を代表する議員でありますから、入間川だけにさらに巨額のを投資せよと言うことではありませんが、まだやれること、やらなければならないことが沢山あることは事実と考えます。

まず先に述べた、夜間の安全・安心のために、再開発区域内に交番を誘致できないでしょうか。

また市民的な魅力の広がりのために、狭山市に係わる音楽家や著名人をはじめとして、人の手形によるタイルで沿道を埋め尽くすことは出来ないでしょうか。

さらに、例えば、狭山坂に再開発事業とは別に、簡易店舗街を張り付けることは出来ないでしょうか、小さなまぶちで、軽量鉄骨などの簡易建築でも良いのすが、そのような施設があれば、古い発想では「屋台村」新しい言い方ですれば、簡易型のモールとして常時の賑わい形成に役立つと思います。

3.西口にサテライトスタジオを

私は、狭山市駅西口再開発事業が、ただ単に駅前整備を再開発という手法で行ったと言うことにとどまらず、同じ費用をかけたとしても、行政主導だから出来た様々なまちの復興施策の発信地としたいと考えます。

入間川だけの再開発ではない、狭山市全市の皆さんにご満足いただける事業として今度さらに仕上げていかなければならないと考えます。

そのような立場から、私は、この際西口の再開発ビルの中にサテライトスタジオをもってはどうか提案します。

・・・めくる

すなわち、狭山市駅西口こそ、再開発区域には多目的ホールあり、中央公民館あり、市民広場では様々なイベントが催され、市民の文化や生活の発信基地となると考えています。

サテライトスタジオとは何かともう仕上げますと、地上波デジタル通信の時代に、市や市民が映像によるまちの情報発信基地を持つと言うことです。

その出張スタジオとして、西口を拠点に、狭山市ホットインフォメーション、まち店コマーシャルや自治会情報、市民広場、公民館、市民会館でのイベント情報を発信するのです。

そしてその内容は、ケーブルテレビなどによってご家庭でご覧いただく事も可能です。

また、再開発区域内や、狭山市駅東口の駅前、入曽駅、など市内各駅のバス停や人の集まる拠点に小型の街頭テレビを設置することで、市民は、市内の情報を通勤通学時間帯に、入手することが出来る様になります。

2011年・平成23年地上波デジタル放送への完全移行と時を合わせて、狭山市駅西口再開発事業が完成いたします。それに時を合わせてこのようなソフト事業のインフラ整備していくことは、まさしく時代に似合った取り組みと考えます。

この点については、次の質問と大きく関連しますので、合わせて市長にお伺いします。