地域の教育力について (平成18年12月4日)

平成18年第4回定例会 一般質問 平成18年12月4日

2.地域の教育力

①これからの地域の教育力を如何に展望するか

次に、小中学校をめぐる、地域教育力の強化について、質問いたします。

地域社会と学校との関わり、地域教育力については、PTAを始め子供会、近年では学校ボランティア、オヤジの会と様々な形が、それぞれの地区、学校でとり組まれています。

市としては地域教育力の強化について多様化を迎えた今日の時代環境にあって、どのように対応していくのか大きな課題であり、時代の趨勢に対して地域の教育力が損なわれることの無きように対処していく必要があます。

共稼ぎが中心になった時代背景にあり保護者の皆さんには有る程度義務化されえた時代から、保護者の責任も残し、より広い方々に、任意に係わっていただく必要性の時代に入っていることを痛感いたします。

そのような時代性を認識しながら、より豊かな地域社会の教育力の維持向上のために、市としては新たな視点と取り組みが必要であり、多様化する組織の役割分担と有機的な関係強化のために問題点を整理し、出来るだけ明確な方向設定を考え、提示されなければなりません。教育長のお考えはいかがでしょうか。


②地域子供教室を如何に発展させていくのか

そのような意味で、3年前から始まった地域子供教室は、広く地域社会の市民力や教育力を学校に取り込んだ形として、時代のニーズに似合った取り組みと言えます。この3年間は市のサポートも有り、担当課職員とコーディネーターの並々ならぬ努力や指導ボランティアの協力によって多いに機能いたしました。

特に狭山市の取り組みについては、この度県で埼玉・教育ふれあい賞を受賞し文科省においても全国的に成功事例として紹介されるなど社会的評価も高くあらためて、事務局を担っている市に敬意を表したいと思います。

本年をもって当初の国の補助金対象期間である3年を経過いたしますが、実行委員形式というのは、組織も弱く、これをもって手を引いてしまうとことの無きように、この際その必要性と、有効性を再認識してとり組んでいただきたいと考えます。

今後も市の教育部局及び各地域の学校と協調しながら、自立した市民的取り組みとして育っていく必要性があります。そのためには、広い意味でのNPO化、組織化についてや、自主的財源を形成していく仕組みづくりについて、市にも協力いただきながら方策を見いだしていきたいと思います、教育長のお考えはいかがでしょうか。

以上で私からの一回目の質問を終わります。