地域ねこについて (平成17年12月2日)

平成17年第4回定例会一般質問


1,地域ねこについて

次に地域ねこについて市長にお尋ねします。私はこの間地域ねこについて取り組んでいる複数の方々にお会いする機会がありました。

地域ねこ活動ということについて申し上げると、地域の理解のもとに、捨て猫に餌をやり、糞などの清掃活動を行い、さらに野良猫を増やさないために不妊手術を行う活動です。その活動は、ただ単に自身の楽しみで野良猫に餌をやるという行為とはまったく違い、あくまでも野良猫を増やさないために、動物愛護と社会的良心に基づいて行う活動を指しています。

地域のこのような人々の活動によって、その地域での猫はそのまま放置されているよりも、人の社会に悪影響を及ぼすこともなく、生き物としてその一生を終えるまで穏やかに生活し、また野良猫の絶対数を減らしていく効果も認められます。

現在狭山市では、NPOあるいは任意団体などと言う形で組織的に活動するのではなく、あくまでも意識の高い個人のつながりで活動を行っている状況です。

このような活動をしている方は、個人の資金で不妊手術を行うため、良心的な獣医師さんに協力を得ているとしても、相当な金額を負担しながら活動を続けている状況です。ある方の出費した不妊手術代金は42万円にもたっしていると言う話を聞きました。

そこで、市長にお伺いします、是非とも、こういった活動については社会的に理解を促し、市としても協力する姿勢に立ってはいただけないでしょうか。


*募金箱の設置について

また、環境部長にお尋ねいたしますが、これまで、議会ではこういった活動に助成金を求める要望もありましたが、現在の市の財政状況を考えると、助成金と言うことは難しいとしても、確かに個人の資金で続けて行くにはあまりにも多額と言わざるを得ません。そこで野良猫の去勢手術のために市として募金を集め地域ねこ活動を行っている方達に費用の一部として支給することは出来ないか検討していただきたいと考えますがいかがでしょうか。


2,捨てねこ対策について

*広報による啓発について

*啓発看板について

また、そもそもは、飼い猫の遺棄は動物愛護法に基づく虐待であり、30万以下の罰金であるにも係わらず、なかにはこのような活動の見られる地域に敢えて捨て猫を行うものもいるそうです。

それによって、数年前に活動を始めたときの猫たちは、すでにいなくなったにも係わらず新たに捨てらる猫が後を絶たないと言う状況も見られると聞きます。

そこで、今後捨て猫すなわち遺棄虐待と言う行為に歯止めをかけまた既に捨てられた猫に対する、地域ねこ活動に協力する意味でも、捨て猫の多数見られる市内の地域において、捨て猫防止の看板を、県の動物指導センターと協力し作成し、さらに広報で定期的に捨て猫は犯罪である旨広報していただきたいと考えます。

環境部長のお考えはいかがでしょうか。